スクラップ&ビルド

携帯やネット関係は大抵二年縛りというのがあるので、契約見なおしや買い替えを数年おきにするようになる。そこで毎回驚くのが、主要な会社が1つや2つ、名前が変わっているのだ。だいたい主要3社ー5社くらいなんだけれど、どこも似たようなサービスや価格を提供しているんだけど、その中で名前が変わってたりくっついてたいる。電気屋さんが苦手な私は滅多にいかないので、毎回、浦島太郎の気分である。そういえば、日本を一年くらい離れていただけで、毎回浦島太郎になっていたので、私はもうよぼよぼなのかもしれない。

父はずっと定年まで同じ会社に勤めていたが、最後の10年くらいは会社が吸収やら合併やらを繰り返していたので、社名が5-6回変わっていた。何回か聞いたけれど全部わすれてしまった。ちなみに、私は前職の3年間で4つの部署を渡り歩き、社内引っ越しは5回やった。その度に名刺が変わり、私の名前が入った古い名刺はその度に処分された。

昔、社内のロゴを変える仕事をしていたので、社名が変わるとなったときの大変さは身にしみてわかる。全員分の名刺はもちろん、封筒やらパンフレットやら看板やら、あちこち名前があるのでその労力と費用たるもの半端ない。とはいえ、大企業にとってはどうってことないんだろうけど、世の中の会社名が変わるにつれて、「ああ、看板も封筒も名刺もたくさん処分されるんだなあ。。」としみじみ思うのは職業病だろうか。

それだけのメリットがあるんだろうけれど、こんなにコロコロ変わって、会社もスクラップ&ビルドみたいなもんかなぁと思うと、なんだか切なくなる。会社っていったって、人の集まりなのにねぇ。