2015-02-01から1ヶ月間の記事一覧

へんてこハナイレ

とあるホスピス病棟で、患者さんとお花をいける機会を企画して、開催している。ワークショップというより、楽しく一緒にお話しながら、手を動かして、お花をいける、という感じ。初回はいきなりハードルが高くて、クリスマスリースをつくったけれど。といっ…

学習しない生き物

先日、久々に小説を買った。ゆっくりと読むひまがなかったので、しばらく放置していたのだけれど、先日、電車で読もうと連れて行ったのだった。そして、帰り道。久々の小説に夢中になっていたらしく、ぱっと顔をあげるとしらない駅。いや、聞いたことがある…

古きもの 新しきもの

クラシックなものと、コンテンポラリーなものが、ばばーんと合わさった感じが好きだ。服でも、インテリアでも。 と思っていたら、出てきた写真。ちょうど向き合ってたよ。その二人が。 ロンドンのRoyal Academy of Artだっけか。V&Aだっけか。 こちらは、イ…

パンづくりの理由

高校生の頃、授業に出ないである教室で佇んでいたら、通りかかった教師に「授業に行け。学校内にいるときには学校のルールに従え。」と言われたことがあった。騒ぎを大きくしたくなかったので授業に行ったけれど、その授業では、クラスの大半は受験に必要の…

ヘルプウェルカム

日本の都心で、決死の覚悟の顔つきでベビーカーと荷物と小さいこどもを連れたお母さんたちを見る度に、異国での出来事を思い出す。イギリスのどこかでホームからの階段をベビーカーと共に登ろうとしていたお母さんに対して、スーツ姿のエリート風の男性が、…

反射神経

いつもの駅でのりかえをしようとしたら、高架工事が終わったらしく、新しいホームになっていた。いつもと様子が違うので、方向がわからず一瞬戸惑ったけれど、すぐに状況を把握して、一番前の車両にのるべくホームを歩き始めた。二両目くらいに差し掛かった…

水彩画のように

タイ北部の国境は、ラオスとミャンマーに接している。その少し北は中国なので、チェンライの町のサインには中国語が記載されているのが見られた。国は人間が引いた線で区切られているけれど、言語や文化はその線の周りに、じわじわとにじむ水彩絵の具のよう…

おっさんタクシー

タイ北部のチェンライは、北部第二都市と言われているけれど、チェンマイに比べてとても小さい。タイ第二都市といわれているチェンマイも、首都バンコクに比べたら全然小さい。やっぱりどこでも一番目と二番目は全然規模が違うもんだ。どっちが良いとか悪い…

何もないんだけどさ

最近、うすうす気づいていて、友人たちにも言っていたのだけれど、携帯電話が身近になって、誰もが持っているようになったけれど、気軽に電話することがめっきり減った。スマホになって、メールもLINEやらもバンバン簡単にできるようになって、気軽に連絡で…

人間としゃべりたい

とある手続きが必要となったので、カード会社3社に電話をした。本当は2社で良かったんだけど、提携とか何やらがややこしくて結局3社かけるはめになった。 電話が混み合ってて10分くらい待ったりもしたけれど、こういう時はカケ・ホーダイの強み。ハンズ…

かわりつづける伝統

ある老舗の有名なホテルAに止まったときのこと。建物も素晴らしく、伝統と格式があった。スタッフも丁寧でキビキビしているけれど、堅苦しくて、どこか時が止まっていて、過去の栄光の残り火を見ているようだった。素晴らしい建築にきちんと手入れをしている…

色パワー

私の趣味は模様替え、というくらいよくしている。引っ越し回数も多いけれど、模様替え回数も多い。少なくとも一年に1−2回はする。大学寮に住んでいた時、独房とみんなで言ってたくらいの狭さの部屋だったけれどやっていた。その度にゴミもたくさん出てきて驚…

びびびのままに おまけ

イスタンブールの素晴らしい景色を見終わってご機嫌で戻ってきたのはいいけれど、かなり濡れていたのだった。しかも、数時間後にはこの服のまま空港に行って、飛行機に乗らなければいけない。しかも、今どこにいるのかもわからない、暗くなる前にでなければ…

夜行列車(ブダペストーベネチア編)

ハンガリーからベネチアに向かう夜行列車は、コンパートメントという4人用の部屋で、昼間は向かい合わせの座席で、夜になると椅子を倒して二段ベットになるというものだった。その時は、ハンガリー人と思われるおばちゃんと、韓国人の30代前半の若い男性と私…

びびのままに 4

怪しい親分子分が扉の中に入り階段を上がっていった後ろ姿をみていた私は、、、やはり付いて行ってしまった。怪しいんだけれど、危ない感じがしなかったのだ。さっきのオジサンの件もあったし、ここにいる人は良い人達なのだ、と思い始めていたし、それでな…

しっぽ にょろん

私はしっぽが好きだ。 人間は進化の途中で不要となったから尻尾を落としちゃったんだろう。今の世の中を見ていると、いろんなものが簡素化されて、ざらざらしたものや、余計なものもなくなって、つるっつるっの味気ないものばかりが増えていっているとさえ思…

小人の壁と大人の壁

私たちは自分の中に壁を作るのが得意なようだ。何か新しいものや、少し気になるものがあっても、「私できないし。」「やったことないし。」とすぐに壁が立てる。わかりやすい例でいうと、制作系になると「センス無いし」という壁がにょきん。習いごとやら、…

びびびのままに 3

呼び止められたので、振り返ると光が十分にないので男の形しか見えない。言葉ももちろんわからない。ただ、手を招く動きが見えたので、戻ってこいと言っていることは明らかだ。ここはおとなしく従うしかない。そう思った時、男が足を片方ずつ上げる仕草をし…

三つ子の魂なんとらや

友人たちにラムネで餌付けをされているような気がする。それくらいに私はラムネを食べる。ジュースの方でなくて、お菓子の方。先日も友人がラムネを用意しておいてくれて、「持って帰りよ」とゆってくれたのに、バカ食いする自分を懸念して「次来た時に食べ…